∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 全数把握簡略化 ≡≡

ウィズコロナの意識が定着するまでは混乱必至

 これまでいくつかの県で先行実施されていたコロナウイルス新規感染者の全数把握システムが全国一律で簡素化された。
 これで医療事務が大幅に簡略化され、医療行為以外で労働過重になっていた医療従事者の業務が軽減されるという。
 だが、労働量の軽減が見込まれている医療従事者や保険所の担当者のなかには「症状が急に悪化した場合の対応が新設の健康フォローアップセンターで適切に対応できるかどうかや、軽症者へ要請している外出自粛などが従来どおり効果を発するかどうかに疑問が残る」と、医療と事務軽減の両立に複雑な反応を示している関係者もいるという。

 私は「そうか、分かった。それで我々はどうすればいいんだ」と言いたくなっている。感染対策は従来どおりにということらしいが、誰もがそう思っているだろうか。

 重症化リスクが少ないとされる多くの人々のなかに「公にならないんだったら黙っていれば自由に活動できるんだな。マスクは口だけマスク、熱は売薬で下げる、誰かに感染させても黙っていればいい」と考える風潮が広がることはないのだろうか。
 軽症だったものが急激に悪化した場合、新設の健康フォローアップセンターに連絡すれば従来どおりの医療が受けられるとのことだが、どうやって連絡すればいいのだろう。
 私のような“おひとりさまのオッサン”が熱にうなされて前後不覚に陥ってしまった場合は即119に電話してもいいのだろうか。

 もう少し経つとコロナ禍が蔓延し始めてから3年になるが、私はまだコロナがインフルエンザ並みにコントロールできる病気になったとは感じていない。その凶暴さに慣れただけだと思っている。

 全数把握の簡略化で、感染者へのフォローが減ったために潜在的な新規感染者が増えたとか、療養そのものも自己責任でとなったために死者が増えたというようなことにならなければいいのだが。
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[season12/0926/25:00]
秋分』‥秋の彼岸。自然の舞台転換。昼夜の長さ。新米。曼珠沙華
photograph:YANAKA view from UENO-SAKURAGI, taito city
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