この続きはコーヒーと一緒に

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 『春分』 ≡≡

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一年に何度か訪れる“節目の時”

春分』の節気がやってきた。昼と夜の時間が同じになるタイミングが出現する「春分の日」を境に昼の時間が増えていく。

 二十四節気では、昼の時間がもっとも短くなる『冬至』を二十四節気の始まりとしているが、『春分』も陽の光が伸び始める時期として特別なものとして位置づけている。
 また、仏教の世界では、昼と夜が等分になる春分の日秋分の日は「三途の川を挟んで、此岸と彼岸が最も通じやすい日」とされ、現世を生きる者が彼岸で過ごす先祖を拝むと功徳が施されると考えられている。
 ちなみに、キリスト教では春分を過ぎた最初の満月の次の日曜日を復活祭としている。
 ある意味、『春分』を一年に何度か訪れる“節目の時”のひとつと捉えると、これまで溜まった煩悩が浄化され、新たな地平に踏み出せる“夜明けの時”と考えることもできる。

 江戸時代時代にまとめられた『暦便覧』に「日天の中を行て昼夜とうぶんの時なり」と記されている『春分』の節気がやってきた。
 気温が上がり、陽の光が増え、植物が芽吹き、動物が活発に動き始める。季節の移ろいを基準にすると『春分』は、ひとつの年が終わり、新たな年が始まる時期と捉えることができる。

 新たな気持ちで新たな“流れ”と向き合うと、自分の中にどんな化学変化が起こるのか楽しみにしていよう。
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[season12/0321/25:00]
春分』‥春の彼岸。この節気を境に陽光の降り注ぐ時間が増えていく
photograph:SUNRISE hits tokyo sky tree
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