∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 岸田改造内閣発足 ≡≡

発足当初から
統一教会との関係が焦点化。
総理の本心はどこに?

 岸田改造内閣が発足した。公には「経験と実力を兼ね備えた人物」で組閣した「有事に対応する政策実行内閣」ということだが、実際のところは旧統一協会との決別を目指す内閣ではないかと私は睨んでいる。政治の素人の私でさえそう感じているのだから政治通なら、もっと深い洞察をされているのではないだろうか。

 組閣に当って、実力や経験以外で閣僚に選ばれる条件に「旧統一協会との関係の精算」があったようだが、実際はどうなんだろう。閣僚には選ばれたけれど、いまだに話題を避けている人や開き直っている人や正当化しようとしている人も存在している。
 総理は、繋がりが深そうだった旧閣僚を退場させ、選ばれた閣僚に対しても政治家流の脅しを掛けて「白状しろ」と大見得を切ったつもりでいるのかもしれないが、これで旧統一協会との関係が断ち切れるのかどうか大きな疑問が残る。

 総理は内心では選ばなかった人たちに対してメッセージを出したかったのではないかと私は考えている。「今のところは話題にはなっていないが、実は…」とか「ホッカムリしてやり過ごせればメッケモノ」と考えている危うい政治家たちである。これなら、安倍派の弱体化も実現するし、旧統一協会と対峙したという実績も残る。しかも、関係はあっても選ばれた新閣僚は“何かの時の生贄”にしておけば、いざという時のダメージが少ないと考えている可能性もある。

 いずれにしても、次の国政選挙で旧統一教会からの支援が受けられずに自滅する政治家が出ることは必至である。自民党の総裁としても、今のうちに後ろめたい過去と決別しなければと考えるのは当然だろう。閣僚クラスが終わった今、次にくるのは広範囲な「自白させるための証拠固め」ではないだろうか。しばらくの間、じっくりと動きを見させてもらおう。
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[season12/0810/25:20]
立秋』‥夏真っ盛りに気付く秋の予感。残暑見舞い。虫の音。秋雲。
photograph:STRANGE TREE/souji-ji, tsurumi, yokohama city
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