∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 混濁とした世の中に生きて ≡≡

どう咀嚼すればいいのか
まとまりがつかない

 いま私は、日本を揺るがせているいくつかの大問題の中で、ウクライナ国葬、コロナ禍については、自分なりに心のなかで見極めている。
 つまりこうだ。ウクライナ戦争は泥沼に入り込んで長期化すること。国葬問題は自民党の奢りが生んだ大失策だということ。そして終りが見えないコロナ禍に対応すべき施策が見つからないのは、総理の「聞くばかり」で「腹をくくる」自身のなさが為せるものと理解しているわけだ。

 だが、どうしても見極められないのが旧統一教会問題と、それに依存していた政治家の態度である。
「貧すれば鈍する」「嘘の上塗り」という言葉がこれほどぴったりな醜態が発覚するとは思ってもみなかった。報道を知るたびに目に余る愚行の繰り返しばかりだと感じている。

 今の旧統一教会問題は、もともと反共を目指すための共闘だったつながりを利用して、与党への復権を図った自民党が取った党勢拡大を図る“悪魔の禁じ手”が端緒という話もあるが、それだけでここまで混沌とするとは考え難い。
 欲望、奢り、保身など人間が起こす悪行のすべてがこの問題には詰まっているとしか思えない。
 そのうえに、自らの組織のためなら、人を行き場のない人生に送り込むことも厭わない“宗教詐欺”まで絡んでいる。

 正直なところ、これほどの悪行になると私には整理がつけられない。毎日の報道について行くのが精いっぱい。冷笑を浴びせるだけの事象も多いが、批判の域を越えているものも多い。しかも、これから先どれだけの悪行と言い訳に付き合わされるのかも分からない。残念ながら、関係している人たちの自浄作用や自律心には期待出来ないということはが分かっているだけだ。

 なんとも混濁した世の中になってしまったが、ここで悪行が生んだウミを出し切らないと日本に未来はない。
 関係している人たちに言わせていただこう。この問題に限っては「どうせワルになるなら極悪人になれ」という言葉は通用しない、と。
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[season12/0820/25:30]
立秋』‥夏真っ盛りに気付く秋の予感。残暑見舞い。虫の音。秋雲。
photograph:STRANGE TREE/souji-ji, tsurumi, yokohama city
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