継続審議になった
軽症・中等症向け
コロナ治療薬
塩野義製薬が開発してきた新型コロナウイルス治療薬の薬事承認が継続審議になった。
報道によると、これまで開発された治療薬と違って重症化リスクのない軽症や中等症でも使用できる治療薬として期待されていたが、治験データが不足していたからだという。
薬のことなど何も分からない門外漢が抱く素朴な感想としては「新薬が承認されるまでの“産みの苦しみ”を味わっている」ようにしかみえないが、製薬会社も厚生労働省の専門家分科会も細心の注意を払って取り組んでいるのだろう。製薬会社側にしても継続してデータを積み重ねるしかないと考えているはずだ。
ところで、多くの公立学校が夏休みに入った今日、全国の新規感染者は過去最高の15万人以上になった。東京でも2万人以上の新規感染者が確認されている。5万人を超えるかもと言われていた数字が現実のものになる日も近いかもしれない。
承認されたらすぐに新薬が使えるようになるわけはないが、それでも希望と期待が生まれる。特に医療従事者の人たちにしてみれば「ここさえ乗り越えれば新薬が使えるようになる」と思えるようになり、モチベーションも高まるはずだ。
薬は命の行方を左右するかもしれないもの。承認が継続審議になったことは残念だが「慎重なうえにも慎重に」である。世に出たのはいいが、効果がなかったとか、副作用が酷かったということにでもなれば取り返しのきかない事態になる。
満足のいくまでデータを積み重ね、来年の夏までに朗報が聞ければいい。「果報は寝て待て」である。
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［season12/0720/25：10］
『小暑』‥あっという間にやってきた夏本番。暑中見舞い。七夕
photograph：SKY at nippori, arakawa & taito city
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