電動キックボードだけが無謀ではない
フル電動ファットバイクも問題だ
報道によると「電動キックボードによる事故が急激に増えている」ようだ。交通ルールを守らず走行した挙げ句に他人を傷つけているわけだ。
しかし、キックボードだけが無謀なんだろうか。
私の住む街では、電動でタイヤが異常に太いファットバイクが我が物顔で車道を走る姿をよく見かける。私自身があまり歩き回っていないので把握しているのは一部だが、おそらく、至るところで走り回っているのだろう。
このファットバイクのほとんどがフル電動か、違法にリミッターを外したもので、運転するにはナンバープレート表示やヘルメット着用など原付免許と同様の法令遵守が求められている。つまり、ペダルは付いていても立派なバイクなのだ。定かではないが「自転車だから免許はいらない」と勘違いしている運転者も多いのではとも感じている。
原付免許を持っていないのかどうか「自転車だから何かの時は歩道に上がればいい」とか「スピードが出ているから赤信号でも突っ切ればいい」と思っている運転者も多いようだ。
個人的だが、パトカーや警察官と遭遇しても、停車して尋問されることなく見逃されていることが多いとも感じている。
キックボードによる事故が軽率な発想で乗った結果だとすると、フル電動やリミッター外しのファットバイクによる違反や事故は意図的なものがほとんどと断言してもいい。
遊び感覚で事故を起こしたキックボードよりも、ノーヘル、ナンバーなしで走り回るファットバイクの罪は重い。警察がなぜ取り締まりを強化しないのかもどかしいところだが、それ以前に、間違った知識を植え付けた周囲の人間や、ルール違反を承知で販売した販売店の責任は重大だ。
便利だから、気楽だから。それだけの理由で電動軽車両を安易な気持ちで運転する風潮が早急に改善されるよう願いたい。
≡≡［season14］12:00/Jan.24/2024 -大寒-≡≡
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NIshi-Nippori, Arakawa city.
Photographed on Jan.13/2023
