182＋182＋1＝365
6月が終わり、7月に入ってから2日目の今日こそ一年の折り返し地点だという声が聞こえてきた。一年の半分が終わり。明日から後半戦に入るという “節目の日” は6月30日だと思いこんできた私には、自分でもびっくりするほど、衝撃的だった。
たしかに折り返し地点と言われればそうかもしれない。しかし、そこまで厳密に計算する必要があるのだろうか。
365日は短いようで長い月日である。たった1年とはいえ、その間にはいろいろなことが起こる。一般生活では今日は元旦から数えて何日目かなどほぼ意識しないで過ごしているはずだ。
私には、6月30日前後に神社で茅の輪くぐりをして半年間で溜まってしまった煩悩を清め、新たに無病息災を祈念する「夏越の祓」を迎えるほうが、まだ現実味がある。
信仰を優先しているわけでもないし、迷信に惑わされているわけでもない。もちろん、伝統を最優先させているわけでもない。いわば、数学的な正確さよりも慣れ親しんできた世界観を選びたいということだけだ。これこそ普通の生活感ではないだろうか。
まあいい。数学的には7月2日が折り返し地点、気持ちの上では6月30日が一年の折り返し地点とすればすむことだ。曖昧なほうがうまくいくことも多いのだから。
≡≡［season14］24:30/Jul.02.2024 夏至末候 ≡
┃GOOD OLD DAYS 3/3┃
－Mikage Town Hall－
Ishiyagawa, Kobe city.
Photographed on Apr.23 2023
