
爽やかな風と祭が
夏を連れてくる
二十四節季の『立夏』の節季が始まった。暦の上では今日から夏。ここしばらく続いている爽やかな日々は本格的な夏を予感させるプロローグと言ってもいい。
ところで、東京下町で『立夏』の節季というと「祭」の季節。皮切りを務める神田神社(神田明神)のほか三社神社など小さいものまで含めると数十の祭礼が行われる。それぞれの祭礼で神輿が街々を練り歩く。
平日に「お祭りカットの男性」や「ひっつめ髪の女性」が半纏姿で街を歩いていても違和感がないほど「祭」が生活の一部になる時期と言っても差し支えないだろう。
ちなみに「祭」を心の支えにしている氏子連のなかには、祭礼が終わるまでは酒のつまみに「枝豆」ではなく「そら豆」を選ぶ人が多い。「そら豆が天を向いて育つ姿が威勢の良さや縁起の良さを表している」というゲン担ぎから始まった習慣で、居酒屋のメニューでも「天豆」と書かれていることが多い。
--祭の季節が終わり、梅雨を迎え、本格的な夏が始まる--
今年の夏はどんな夏になるのか。楽しみにしていよう。
==[season15]May.05 2025 立夏初候 ==
〈EARLY SUMMER FLOWERS 1/3〉
Beautiful Gift from Nature : Fringed Iris
Yanaka Cemetery, Taito City
Photographed on Apr.04 2023