【コレが端緒になるのでは】
昨日、スコットランド独立を問う住民投票で独立反対という結果が出ました。スコットランドの皆さんの良識を改めて知ったといってもいい結果でした。
が、しかし。これで英国の混乱が治まったとは思えません。
自治権の拡大、国による負担増を確約したかのような福祉関連など、政財界をはじめとして労働界まで巻き込んだスコットランド独立を思い留まらせるために約束した説得策は、いくら緊急事態とはいえ行き過ぎだったのではと感じています。11月には英国議会に提出されると言われているスコットランド関連法案の行方が気になります。
英国が約束したスコットランド優遇策を引き出したことは、独立とは比べものにならないほどのメリットをスコットランドにもたらしてくれるのではないでしょうか。ちょっと皮肉を込めて言うと「ダダをこねたらお菓子をたっぷり貰った」と思われても仕方がない状況ではないでしょうか。
すでに機が熟しつつあるスペインのカタルーニャのように、こんな状況を注視していた世界各国の独立希望地域からどんな火の手が上がってくるのか、気になり始めています。
ともあれ一段落。週明けからは為替相場まで含めて落ち着くことと確信しています。次の火種が燃え上がるまでの一時の休憩といったところでしょうか。
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