∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 久々の神保町、久々の天丼 ≡≡

ほぼ2カ月ぶりに行ってみると

 ここ2カ月ほどご無沙汰していた神保町界隈へ。僕にとって東京の中で「落ち着ける街」のトップ5に入るのがこの街。今日ものんびり気分で歩きまわりました。

 お昼のピークを過ぎた頃、まずは腹ごしらえと九段下の『天丼屋』へ。以前『天丼いもや』の名前を掲げて神保町で商っていた頃から数えるとかれこれ2、30年は通っているというお気に入りです。
 けっして上等な素材を使っているわけではないけれど、揚げ方やスッキリした味のタレに秘密があるのか。それとも、ご主人以下皆さんが丁寧かつ小気味よく仕事をしているからか。それとも、ツルンと喉を通っていくご飯の炊き方に秘密があるのか。いや出汁が効いた味噌汁の濃さが天ぷらの味を引き立てているのか。それとも。低価格を維持するために何かを犠牲にするなんて小細工をしていないところがいいのか。
 こういうのを「一度トリコになると忘れられない味」というのかもしれません。今日も「キス追加、ご飯中盛」をガッツリ食べてしまいました。

 食べ終わった後は御茶ノ水方向へUターン。金欠気味の今月、近寄ってはいけない場所ナンバーワンの靖国通り南側、つまり古書店が並んでいる側は避けて、駿河台下に向かいました。
 数日後に行われる大嘗祭の警備の一環か、そこここに警察官が立っているのが目立つ以外はいつもどおりの街並みが「帰ってきたか」と向かえてくれているような錯覚に陥りそうでした。

 のどかな晩秋の神保町界隈。目立った変化はないけれど安寧な一日。久しぶりに落ち着いた一日を過ごせたようです。

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