∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 新モニタリング指標 ≡≡

「にわか評論家お断り」ということなのか

 7月1日。ご存知のように東京都はコロナ対策のモニタリング指標を改定しました。
 簡単に言えば、日々の感染者数などの速報値に惑わされずに、総合的な判断が下せる指標への変化を図ったということになるのでしょう。

 僕の第一印象は「感染しないための注意は怠らず、判断は行政にまかせてほしい。にわか評論家の不確定な判断はお断りしたい」ということでした。
 何のための指標か分かりにくく不評だった「東京アラート」を引っ込めて、感染症の専門家や行政担当者が判断しやすいように作り変えたというのが本音ではないかとも感じています。
 コロナと共存する日々の姿勢は都民それぞれの判断に任せて、受け入れ側の医療体制に軸足を置き替えようということかもしれません。

 数字さえ下がればコロナは収束すると想像していた当初は、その数字を見ただけで危機感を感じたり安堵したりと、一喜一憂していました。
 その結果、数字が独り歩きし始め、単なる茶飲み話の話題になってしまったり、周囲の人たちに過剰な自粛を強いるようになっていたかもしれない。そんな観点から新しい指標を見るとたしかに右往左往し難い組み立てになっているようです。
 要は、経済活動の復興を見守りつつ、コロナと共存するという立ち位置が確定した今、やるべきことは医療崩壊とそこから派生するはずの混乱だけは避けることと割り切ったようということと理解してもいいのではないでしょうか。

 「毎日速報値は出るけれど、どうせ感染者数は下がってないよ。数字がどうであろうと、コロナと共存しつつ収入は確保しないと」と半ば達観してしまっていた僕のような人間もなかにはいらっしゃるのではないかと想像しています。

 2020年の後半が始まった今日、どんな世界が待ち受けているのか、しっかりとこの目に焼き付けていきたいと思い始めています。

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