加速と値上げ……
実りの秋は何処に
加速がついてきたGo Toキャンペーンとインフルエンザの予防接種というようなコロナ禍を意識した“攻めと守り”。無駄なハンコ廃止に始まった行政改革推進や、民間の意識改革にも影響を与えること必至な“お役所仕事”のデジタル化推進。
コロナのおかげで停滞していた日常を取り戻す作業や、常識と信じていたものが実は非常識極まりないものだという意識で進み始めていた規制改革の動きに加速がついてきたようです。
同時に、ビールにまつわる酒税の見直しや、たばこ税の増税に伴ったタバコ値上げもスタートしました。
アルコールを一切受け付けない僕にとっては酒税がどうなろうか知ったことではありませんが、タバコの値上げは強烈なジャブだと受け取っています。
これまでも、何かの時はたばこ税と言われるほどタバコは便利な徴税源として使われてきました。今回もそうでしょう。税金が上がる時に商品価格もそっと上げておこうという企業戦略も従来どおりだと思います。
Go Toキャンペーンとのご縁はないだろうなとか、タバコの値上げは節煙でしのぐしかないなというように消極的な受け止め方しかできなくなっている僕が今年の秋をひと言で言い表すと「諦めの秋」になりそうです。
ところで、僕にとっての「実りの秋」はどこに行ったんでしょう。どこかに落ちているかもと探し回れば見つかるんじゃないかと、ウロウロキョロキョロしていれば見つかるんでしょうか。ウーン。
吉凶が入り混じったような複雑な気持ちで過ごさないといけない「特別な秋」がやって来たと感じているのは僕だけなんでしょうか。
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