明るい陽の光、
ヒンヤリとした空気。
のどかな花見日和こそ
幸せの基準点
今日は明るい春の陽にすっかり騙されてしまいました。こんなにヒンヤリするなんて。本当に春の天気は気まぐれです。
チラッと窓の外を見て「明るい陽の光が降り注いでいるから今日は暖かい」と決めつけて外出したのはいいけれど……、寒っ。すぐに引き返しました。
セーターをプラスして再スタート。方向的に谷中の墓地を通るのが一番近道というご近所のヤボ用だったので何も考えずに通ってみると、いつもは静かな通りが人でいっぱい。二人連れ、家族連れ。皆さん桜並木の下を笑顔で通り過ぎていきました。
誰もが満開の桜を見上げながら歩いているところを、自転車に乗った私はゆっくりと縫うようにして通過しました。
来週の週末になれば、桜がピークを過ぎるのは確実です。雨さえ降らなければたとえ肌寒くてもこの土日は外せないというところでしょうか。
たとえ肌寒くても、日本はのどかです、平和です。花見の週末だって存分に楽しめます。
自らの命の行方も分からず、苦渋にまみれた生活を余儀なくされている人々に心を寄せながらも、平和な世界に生きていることに感謝するばかりです。ひょっとすると、こののどかさが“幸せの基準点”なのかもしれません。
誰もが、それぞれが望む“のどかな暮らし”が送れますように。
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[season12/0402/24:20]
『春分末候』‥雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
気分一新。心ときめかしながら桜花を追う時期
photograph:SOMEIYOSINO/ueno park, taito city
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