∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 過ごしやすかったというけれど ≡≡

汗だくで動き回っていたのは
私だけですか。
高校野球が終わるまであと2日

 道すがらフラッと入ったカフェで「今日は過ごしやすいネ」という声が聞こえてきた。テレビのニュースからも「少し涼しくてホッとしましたネ」というコメントが聞こえてきた。

 そんな一日、私は汗だくで動き回っていた。昨日までとまったく同じだ。
 本当に過ごしやすかったのだろうか。私の感覚がおかしいのか。ひょっとして私が日向ばかりを選んで動き回っていたのだろうか。それとも、世間さまが同調して涼しいと言っていたのだろうか。

 私は「高校野球が終われば秋が来る」と信じている。そのルールに則ればあと2日間、夏は残っていることになる。準決勝で1日、決勝で1日の計2日間だ。しかも、すぐさま季節が変わるわけではない。秋の気配が見え隠れし始める程度だ。まだまだ“汗だくで過ごす夏”は楽しめるはずだ。

 せっかくの夏だというのにどうしてそんなに背を向けようとするのか、夏が大好きな私には理解できない。たしかに暑さで体力も落ちるけれど、寒さに凍えることを思えばずっと心地よいではないか。

 昔と比べると春と秋は確実に短くなっている。つまり、暑いか寒いかがほとんどで心地よい季節はほんの一瞬で通り過ぎていってしまうわけだ。
 となると、暑いほうがいいじゃないか。だいいち秋風の立つ中での高校野球なんてサマにならないじゃないか。

 心地よく過ごせるようになるまではあと少し。せっかくだから、残り少なくなった暑さと共存して楽しみたいと思う。
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[season12/0819/25:30]
立秋』‥夏真っ盛りに気付く秋の予感。残暑見舞い。虫の音。秋雲。
photograph:STRANGE TREE/souji-ji, tsurumi, yokohama city
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