防衛費増額自体は理解できるが
どこか変だぞ!
ゼロベースでの再検討を
防衛費を増額するために新たな国債を発行することなく、たばこ税と法人税の増額と、復興特別所得税のやりくりで賄おうとする案が自民党で検討されている。
増税といえばたばこ税というくらい上がっているたばこ税は、私を含む愛煙家のほとんどが諦めているのですんなりと認められるだろう。
大企業と強かな裏技と引き換えにすれば法人税も認められるだろう。
しかし、復興特別所得税の転用に関しては、疑問どころか唖然とするしかない。そもそも、この特別税制は東日本大震災で被ったダメージを国民全員でカバーしようとして設けられたものである。一部には胡散臭い使い方もあるようだが、大所高所に立って「東北復興のための特別の意味を持つ税」と納得したものだ。
それが、どうして突然、防衛費に転用されることになるのだろう。
意味が違いすぎる。どんぶり勘定もいい加減にしろ。ほかの財源、たとえば高額所得者の「1億円の壁」で生じている不公平感を解消する検討をするとか、外型累進課税の基準を厳しくするとか何かあるだろう。いや、知恵を絞った上に「喧嘩上等」の覚悟と勇気を出せば必ず出てくるはずだ。。
少なくとも、復興特別所得税ではない。短絡的に考えれば「余っている」としか考えられない。もちろん「イメージが悪い」というような情緒的な理由も、この税制に関しては検討に値するもののはずだ。
防衛費の増額が必須ということは理解できるが、財源に関してはもう一度ゼロベースで見直してもらいたい。
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[season13┃14 NOV. 2022┃19:20 JST]
『大雪』‥大雪の予感。師走日和。冬ざれ。お歳暮。大掃除。
AUTUMN LEAVES:nezu-jinja, nezu, bunkyo city
Photographed on 23 DEC. 2021