道筋を付けるための暗中模索と
捉えればいいのか。
それとも観測気球か、
あるいはテクニカルな議論なのか。
始まったばかりとは言え、増税問題がすったもんだを繰り返している。ありがちな「税目や数字を示した後、すり合わせのための観測気球」的な議論ではなく、まさに漠としたところから始まっているような気もするが、やはり納得するには時間が掛かりそうだ。
政府税調は、ここまでの推移で問題ありとされてきた復興特別所得税の流用をなくし、復興特別所得税を1％減らしたうえで、その1％を新たに防衛費増税に使うと表現を変えた。税額に変化は生じないが、早い話が割り振りを変えただけである。しかも、復興特別所得税は期間を延長して総額はいじらないという話も出ているようだ。
たばこ税は小刻みに税額アップを図るとのことだが、これだって今まで通りのやり方。いわば「真綿で首を絞める」式のやり口である。
法人税にいたっては、控除対象を1000万円から2400万円に引き上げて「やってます感」を演出しているだけ。おそらく昨日の段階で腹積もりしていたとしか思えない。
なんだか、私の頭の中をモヤモヤしたものが渦巻いている。なぜ防衛費なのか、いくら掛かるのか、いつ必要なのかなど、具体的な課題や数字を盾にした議論に持ち込めないから話が混沌としてしまうのではないだろうか。政府税調には「はっきりしてくれ」と声を大にして言いたくなってしまう。
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［season13┃15 NOV. 2022┃19:20 JST］
『大雪』‥大雪の予感。師走日和。冬ざれ。お歳暮。大掃除。
AUTUMN LEAVES：nezu-jinja, nezu, bunkyo city
Photographed on 23 DEC. 2021
