∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

阿部政権、2連打!

【得点圏へ】


 政権交代後、ほとんど政治の世界に目を向けていなかったのですが、久々に注目するニュースが飛び込んできました。
 アベノミクスという掛け声でマネーマーケットが動き出したり、輸出企業に活力が戻って来ましたが、これらは政権が能動的に動いたというよりも、我慢に我慢を重ねてきた金融・経済界が自ら走り出したものだと思っていたのですが……。


 阿倍首相がアメリカでTPP推進への道筋を。ロシアでは森元総理が北方領土返還に向けた一歩を。自民党が政権を奪取して以来、アベノミクスを旗印に順調に運営してきた阿倍政権がクリーンヒットを連続2本放ちました。
 尖閣諸島問題も竹島問題も解決への道筋すら見えない中、この2連打は政権運営にとって「得点圏」に進塁したものではないでしょうか。
 予定調和の世界に片足を突っ込んでいたからでしょうか、あまり大きなニュースにはならなかったものの、沖縄問題でもバントのような「犠打」を放っています。
 もちろん、作戦失敗に陥りやすい東北問題は追加支援という旧来の政治手法で解決できるものは手早く手当てしたものの政権、あるいは政党としての能動的な動きは「見学」に留めています。安定政権を確立するはずの今夏からの動きに期待したいところ。
 かと言って、同時期にや原発や電力事業問題という「守備の弱点克服」に取り組むとは思えません。なにしろ自分たちの大先輩が聖域として育て上げてきたエリア。挑戦するには「敷居が高すぎる」と思うのです。


 さて、次の作戦は日銀総裁人事です。市民生活に直接的・即時的な影響はないはずですが、それでもマネーマーケットがどう反応して、どれだけ日本にメリットがもたらされるのか。ジワジワ来るはずの効果に期待したいところです。


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