∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

小渕経済産業大臣辞任

【正々堂々と急がばまわれ】

 小渕優子経済産業大臣が後援会主催の明治座での観劇会費用の政治資金流用問題で辞任しました。
それも小渕氏と松島みどり法務大臣という鳴り物入りで就任した女性閣僚のうち二人が同日に辞任してしまうという波乱に満ちた展開でした。これで安倍政権に大きなほころびが出来たことは確実。これからの政局を波乱に満ちたものにする道筋をつけたのではないでしょうか。

 それはそれとして。
 後援会も秘書も会計担当者も、誰一人として非難したり、責任を取らせたりすることなく、すべて自分の監督責任とした点。
 経理上、どうしてこうなったのか自分でも判らないので、第三者に調査をお願いしたいと客観的な表現に終始した点。
 小渕さんの辞任会見での発言には感服しました。自分の身内は徹底的に守り抜き、公明正大な調査を自ら提案してフェアな立場を守るなんて、よほどの政治感覚がなければ出てこないものだと思います。確かに「お嬢さんだから政治の裏側を知らないんだよ」という声もありますが、そうでもないはずと僕は感じています。どちらかと言うと「何もかもを知っていながら口をつぐんだ」のではないでしょうか。それでないとすれば、氏はよほどの政治オンチだったのでは。

 今回の辞任で後援会の規模も増加したのではないでしょうか。自分たちを守ってくれた人をないがしろにするなんて事が氏の後援会に起こるとは思えません。
 今回の一件は「雨降って地固まる」の典型的なスタンス、ではなかったでしょうか。

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