【何をやってもうまくいかない10日間だって】
ある人から頼まれて『選日』について調べることになりました。詳しい意味は判らないのですが、とにかく調べたんです。
十干十二支の組合せでその日の吉凶を占うのが『選日』です。たとえば、家を建てる時の土地起こし棟上げなどをやってはいけない日と言われている「三隣亡」や、仕事始めや開店、種蒔き、お金が増えるとか収穫が約束されると言われている「一粒万倍日」などの『選日』はご存じの方も多いことでしょう。ちなみに、浅草寺にお参りされる方のなかには、この日のお参りは欠かさないという方も多いのではないでしょうか。
難しいことはともかくとして、今日調べたのは「十方暮」とされている日のことでした。一年のうち10日間がこの「十方暮」にあたります。この10日間のうち８日間に十干と十二支の五行が相剋し特別な期間と考えられているそうなのですが、その時は基本的なことがまるで判っていなかったため「フーン、それで」といったところでした。
ところが、調べを進めると「知らなきゃよかった」という結論が判ってきました。五行が相克しているということは運気が混乱して万事に支障が出るということのようなのです。
そんなやっかいな期間が今日から始まったようなのです。つまり、今日から10日間は「何をやってもうまくいかない」のです。
今日が10月29日。10日後というと11月７日。11月12日に控えている検定試験の最終勉強期間のほとんどが当てはまります。何をやってもうまくいかないなんて、たとえ検定とはいえ、受験を控えたオッサンに対してあまりにも冷たい仕打ちじゃないですか。日頃の行いが悪かったとしても、ここまで決めつけるなんて……。
フン、縁起でもない。ウン？ もともと縁起を占っていたのか、ウーン。まあ、いい。
今日調べたことは、ひと晩寝てすっかり忘れます。知らなきゃそれで済むんですから。それがいいですよね。一粒万倍日だけは忘れませんが、「凶」と位置づけられる日よりは知らないに限ります、よね。
寝ます。明日が素晴らしい一日になりますように。おやすみなさい。
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