【あの日から7年が経って】
日本中が大混乱に陥り、次に何が起こるのか不安に苛まれた7年前。一瞬にして自らの生活の基盤が流されていく光景を見せつけられた方々のために、どうすれば手を貸せるのかを考え、実行するのが人の務めと考えてばかりいました。
そんな時から7年。被災地の復興も進み、人々も張り詰めた生活の中にも落ち着きを取り戻していらしたようです。
とは言っても復興は道半ばです。まだまだ新たな生活基盤で地に足が付いた生活を送るところまでは来ていません。原発事故の影響で時が止まったままの方もたくさんいらっしゃいます。
まずは復興を遂げること。それが成されない限り新たな生活基盤での暮らしは始まりません。復興計画に目処が立ちそうになっている今、被災しなかった人間に与えられた課題は新たな生活への後押しなのではないかと思っています。
失った生活と時間は取り戻すことはできません。しかし、踏ん張って生きてきたこそ掴めるものもあります。そんな幸せを被災された皆さんが確信できるようになるまで応援し続けたいと思います。
そして、災害関連死の方も含めて、無念にも亡くなった多くの方々のために鎮魂を捧げます。
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