∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

計画運休も減災の一手段

台風24号接近中につき】

 現在、9月29日土曜日23時過ぎ。天気予報によると台風24号は沖縄を過ぎ奄美諸島から鹿児島沖付近を北北東に進行中のようです。この後、日曜日の夕方には四国か紀伊半島に上陸し、スピードを上げて月曜日の午前中には首都圏に接近してくるようです。

 今年9月はじめに日本を襲った台風21号以来、交通機関が台風予報をもとにしてかなり早い段階から計画運休を予告するのが当たり前になってきました。
 電車が運休の事前予告するのは工事の時だけで、台風の時は「ダイヤの乱れが予想される」程度の予告しかしなかったのに、実際には早い段階から運休というのが当たり前だったのと比べると大きな変化。列車は走らせるのが当たり前という定説を覆してこの判断を下したJR西日本にはお見事としか言いようがありません。
 それ以降、学校が前日以前に休校を宣言するようになり、今回はJR西日本が計画運休するのをはじめとして関西空港も日曜日午前中から閉鎖するのが決まったようです。

 天気予報の精度が飛躍的に上がったのでこういった安全性を配慮した措置が取れるようになったという事実もあるし、何度も未曾有の大混乱を起こしたくないという当事者の思いもあるでしょう。いずれにしても利用者にとってはありがたい動きです。こうやって早めに発表してくれれば予定変更もやり易いし、駅で露頭に迷ったり、早起きして学校からの連絡を待つこともなくなります。

 規則通りの運行。従来の常識に従った判断。理由のない根性論。自然災害の場面でも、ようやく従来の慣習が消え去り、今、本当に必要なのは何かを基準にした現場ごとの個別判断の有用性が認められて来たようです。と同時に、そんな判断を許せるような時代になってきたのかもしれません。

 こんな個別判断で災害時に起こりがちだった人災が少しでも減ればいいのですが。

[2890]