こんなに純粋で強力なパワーがあるなんて
プロ野球に続いて今日、大相撲が始まりました。
当初の計画より時期が遅くなったり開催場所が変わったりと、コロナに振り回されていたプロスポーツもようやく動き出したようです。
特に日本では、このふたつのスポーツが混乱なく進めばサッカーをはじめとしてオリンピック予選にも弾みがつくのは確実でしょう。
それにしても、拍手の力ってすごいと思いませんか。僕はひょっとすると拍手のほうが歓声よりも純粋で協力なパワーを持っているのではと思い始めています。
拍手は、あくまでも声援や称賛のための意思表示行動です。歓声のように悪意や気分発散のためにも出せるものとはまったく違います。それだけに拍手は応援の基本であり、究極なのではと思うようになっています。
なにより選手や力士たちが黙々と対戦するのとは楽しさが大違いです。きっと拍手が臨場感や緊迫感を演出しているのだと感じています。
コロナで生まれた医療関係者に対する拍手が感謝と応援が入り混じったものだったのに対して、プロスポーツの拍手は応援と称賛に凝縮されたものと微妙な違いはありますが、相手を褒め称える表現としては同等でしょう。
なにげない行為だと思っていた拍手が、実は強力なパワーを秘めたものだったとは思いもしませんでした。
皮肉なことに、コロナは拍手以外にもこれまで“縁の下の力持ち”扱いだったものに光を当てようとしています。ひょっとするとそれらが次世代の牽引役になるのかもしれません。
[0719 - 3548]