期待値は高いけれど
出来レースもほどほどに
昨日、国から携帯電話値下げのアクションプランが発表され、これで値下げ実現への道筋がついたと思っていたら、24時間も経たない間に大手キャリアからサブブランドの新プランが発表されました。
このニュースを知って、ここまで露骨に出来レースを演出しなくてもいいじゃないかと思ってしまいました。国とキャリアとの摺り合わせが必要なのは理解するとしても、もう少し“タメ”を作れば“両者の努力”的な演出も出来たはずなのに、これでは批判が集中しないうちに手を打っておこうという方策が見え見えではないですか。
まあ、いいでしょう、これでも。たとえサブブランド、つまり5Gが使えない格安スマホブランドだけでも値下げしようという姿勢が見えてきたのですから。
これから数カ月経ったところで5Gが使える“本丸”ブランドから「政府のご指導を受けて値下げに踏み切りました」というコメント付きのプランが発表されるのではないでしょうか。
デジタル化の波、行政改革に始まる私企業の業務改革……。今や国民生活を支えるインフラの一つとして欠かせなくなった携帯電話の使い勝手はどこまで進化するのでしょう。今回の携帯料金値下げが日常生活を変える大きな転換点になってくれることを願うばかりです。
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