暑さ寒さも彼岸まで
今日からJR日暮里駅構内に仏花だけを扱うお花屋さんの仮設店舗がオープンした。一年に二度、お彼岸の前後だけに見られる光景である。都内でも有数の寺町であるJR日暮里駅の谷中側はもともと生花店が多い地域だが、この時期になるとスーパーやコンビニ、青果店などの店先にも仏花が並ぶようになる。
ちなみに、根津から根岸に抜ける言問通りに車の渋滞が起こるのもこの時期。いわゆる谷根千エリアは人も車も桜も墓地も“密”になる。
暑さ寒さも彼岸まで。
季節の変わり目がやってきた。今年の春はちょっとフライング気味に始まったが、そうはいっても節目といえば春分、つまりお彼岸である。
冬から春へと季節が移り変わるにつれ、人の気持ちも軽やかでおおらかなものに変わり、わけもなく明るい明日がやって来ると思えるようになるものだ。お墓参りだって、久しぶりに一族郎党が集まる時と考えている方も多いはずである。
とはいってもコロナ禍は継続中。お墓参りも蓄積した知識を生かして昨年の二の舞にならないようにするのが今年流かもしれない。
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