あと6日で開幕する
北京オリンピック
スポーツニュースの最後に数分間登場するイベント。それが私にとっての北京オリンピックの印象だ。
自国開催ということもあるが、昨年夏の東京オリンピックとは大違い。今のところ北京に関しては「そうか、そろそろオリンピックか」程度の関心しかない。
1964年の東京大会以来、私はオリンピックに開会前から注目し、ひとり静かに盛り上がってきた。
だが、今回はスポーツというよりも、政治的な意味合いのほうが強すぎるようなので、どうしてものめり込めないのだ。
出場予定のアスリート諸兄には失礼な話と重々承知しているが、私は今回の大会が競技よりも政治的な意味合いのほうが圧倒的に強いイベントいなっていると感じている。
しかも、昨夏の東京と同様にコロナ禍の開催ということになってしまったが、あの時のような「開催の是非」についての話題にも興味が沸かない。
オリンピックが世界を舞台にした国威発揚イベントになって数十年経つが、それでも今回は行き過ぎているようにしか思えない。
そんな「距離を置きたくなっている」私自身の姿勢が、競技そのものへの関心まで削いでいるのかもしれない。
せっかくのオリンピックである。期間中だけでもいいから、中国政府だけでなく、世界中がアスリートファーストで過ごせればいいのだが。
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[season12/0129/25:00]
『大寒』‥見えない所で春の準備が進む、一年でもっとも寒い時期
photograph:daffodil at kudanshita, chiyoda-ku
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