∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 『小暑』 ≡≡

早すぎる梅雨明け
七夕
蝉の声
暑中見舞い

──皆様、暑中お見舞い申し上げます。短か過ぎる梅雨が明けた途端に酷暑の日が続いたため、体調が整わないまま真夏の暑さのなかに飛び込んでしまったと感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。どうぞ、体調を崩すことなどなきようご自愛ください。──

 本来『小暑』は梅雨明けの頃にやってくる節季と言われているが、今年のようにあっという間に梅雨が明け、そのあとに酷暑の日が9日間も続くこともあるとは、さすがに、いにしえの賢人たちも想像しなかっただろう。

 七夕祭りの日に始まる『小暑』は、2週間後にやってくる『大暑』とともに暑さ真っ盛りの時期と言われている。江戸時代に著された『暦便覧』では「大暑来れる前なればなり」とそっけなくまとめられているが、「暑中」というくらいだから、当時からふたつの節季でひとつの季節と割り切っていたのではないだろうか。

 暑さはともかく、笹の節供とも言われる七夕は“真夏の夢舞台”と言ってもいい。「願い事を書いた短冊を笹に飾って星に祈る」なんてロマンチックな風習は失くしてはならない風習のひとつと言えるだろう。

 7月7日でなくてもいい。笹に飾らなくてもいい。夜空を仰ぎつつ星に向かって願いを届ければ良き事がやってくる。そう信じることも真夏の夜の楽しみではないだろうか。
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[season12/0707/24:20]
小暑』‥あっという間にやってきた夏本番。暑中見舞い。七夕
photograph:SKY at nippori, arakawa & taito city
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