∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ いつまでが正月? ≡≡

誰しも「正月」は名残惜しいもの

 1月3日午後。早いもので「正月三が日」が過ぎていこうとしています。正月休みは終わった。明日からは仕事だと言う方もいらっしゃれば、休みはあと1日あるという方もいらっしゃるでしょう。

 古から続く民間伝承を紐解くと、1月中は正月ならではの行事が続きます。

・1月7日~15日とされている“正月期間”の「松の内」。この日の翌日にはしめ縄や正月飾りを片付けます。

・7日は五節句のひとつで、七草粥を食べて無病息災を願う日。

・11日は鏡餅に宿っていた年神様を見送るために細かく割って、邪気を払ってくれると信じられていた小豆を使った小豆粥やおしるこなどにして食する日とされています。また、女正月を前にして、柳の枝に赤と白の小さな餅を球形にまとめた「餅花」を付けて飾り付ける日でもあります。

・ちなみに、現在は法律上許可されていませんが、15日の「小正月」はしめ縄や正月飾りを神社でお焚き上げしていただく「どんど焼き」の日です。

・15日の「小正月」は年末年始に忙しい日々を送った女性たちをねぎらう「女正月」ともされています。

 こうやってリストアップしていくと、1月15日までは正月と捉えていてもいいようです。年神様はお帰りになっても、正月気分だけは浸っていたいもの。やはり「正月」が終わってしまうは名残惜しいですからね。いっそのこと1月中は正月気分の延長期間でもいいのかもしれません。
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[season13┃03 Jan. 2023┃15:50 JST
SHIME-NAWA(3/6):koami-jinja, nihombashi-koamicho, chuo city
Photographed on 19 Aug. 2021