∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 熱波、何するものぞ ≡≡

来るならコイ!
……逃げ延びてやるからな!

 7月16日36℃。17日36℃。18日36℃

 ウェザーニュースで東京の最高気温を見ると、今日から3日間は体温超えの最高気温になると予報されていた。晴れのアイコンもオレンジではなく濃赤になっている。
 もちろん、この数値はベストな環境で計測された過去のデータから予測された数値である。

 せっかくなので、気象観測の基本になっている「百葉箱」の設置基準を紐解いてみた。
──観測直射日光や照り返しを受けないこと。風通しがいいこと。芝生などが植えられた敷地の地上1.5メートル程度に設置した百葉箱の中に設置された観測機器で観測する──。これ以外に形や材質なども厳密に定められている。
 現実的にはほぼありえない環境だが基準は基準である。現実はこれより数度高いと考えるのが妥当だろう。

 そんな体温超えの日、私は今、出掛けようとしている。そう、カンカン照りの真っ只中に飛び出そうとしているのだ。

 注意するのは、できるだけ直射日光を避けてエアコンの効いた場所にいる時間を増やすことと、こまめに水分と塩分を補給することである。万一、体調変化が起こったら絶対に無理はしないことという覚悟も必要だろう。

 単に外出しようとしているだけなのに、こんなに用心と覚悟がいるとは……。地球温暖化の影響とはいえ、正直言って、うんざりである。

 マッ、しかたない。熱波何するものぞ。とはいっても、面と向かって立ち向かおうなんて思わない。襲いかかる熱波から逃れるだけだが。では。
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[season13┃16 Jul. 2023┃11:05 JST
┃TOKYO OVERPASS┃kan ei ji-rikkyo, uguisudani, taito city.
Photographed on 26 Oct. 2021