∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ ご存知でしたか、紫陽花の開花宣言 ≡≡

生態系を基準にした風物詩

 フー、暑かった。真夏のような暑さのなか出歩き、汗だくになって帰宅。エアコンとテレビをつけてひと心地ついているとTBSのニュースで「紫陽花の開花宣言」というフレーズが聞こえてきました。

 紫陽花の開花宣言? 紫陽花の花? 東京はまだだって?

 ご近所の紫陽花は満開になっているのに梅雨は来ないなあ、と思っていた僕にとっては疑問符だらけのフレーズでした。

 よく聞くと、僕が紫陽花の花だと思っていた所は「ガク(萼)」で、プチプチッとした粒が付いている小さな花状のものが「花」とのこと。たしかに「花」はまだ見ていないような気がするので開花はしていないんでしょうね。

 しかも、気象庁では桜以外に紫陽花の開花も観測しているとか。さっそく気象庁のホームページを見てみると、なんとまあ、発芽、開花、満開、落葉などに分けて、梅、桜、紫陽花、銀杏、カエデなど約30種類ほどの植物が観察対象になっているではありませんか。そのうえに、ウグイス、ツバメ、モンシロチョウ、ホタル、アブラゼミなどの動物なども観察しているようです。
 ちなみに、気象庁では観察はするけれど宣言はしていないということも知りませんでした。つまり、観測結果を利用して宣言しているのはメディアだったわけです。

 気象庁がこんな仕事までしているなんて、まったく知りませんでした。

 紫陽花は単なる季節の風物詩だと思っていた僕とは違って、地道に学問的な観察を続けている人や機関もあるんですねえ。失礼しました。

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