∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡『 残暑』はどこへ行った ≡≡

そろそろ「暦通り」に

 8月21日。今日も暑い。東京都には熱中症警戒アラートも出ている。

 二十四節季では『立秋』の節季も終盤を迎え、すぐそこまで『処暑』の節季が迫ってきている。「高校野球が終われば秋が来る」という都市伝説が今も通用する地元流に捉えると、そろそろ秋がやってくる時期のはずだ。
 そんな季節だというのに酷暑は収まらない。念のため言っておくと、ただの暑さではなく酷暑だ。

立秋』からは「残暑」とするのが世の習いだが、体感的には残暑とは言い難い。どう控えめにいっても「猛暑」を越えた「酷暑」である。
 いつの間にか夏の暑さが「猛暑」と言われるようになり、今では「酷暑」が当たり前になっている。何年か経つと「沸騰日」という表現が定着するかもしれない。

 夏が大好きな私も今年の酷暑には閉口している。寒暖の凹凸がないというか、ホッとできるインターバルの時間がないというか。一日中暑いというのはさすがに辛い。
 つい数年前までは『残暑』になると夜はしのぎやすくなっていたはずだが、今年の夏は24時間暑い。思わず「残暑はどこへ行った」とブツブツ言いたくなってしまうほどだ。

 そろそろ暦通りの移ろいが戻ってきてほしい。その気配だけでも感じさせてほしい。せめて湿度だけでも下がってカラッとした暑さになってほしい。そんな願いを抱くのはワガママなことなんだろうか。
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[season13┃21 Aug. 2023┃11:10 JST
┃TOKYO : the SUMMER CLOUD┃
ikenohata, taito city.
Photographed on 08 Aug. 2023