∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

〓〓 『大寒』の節季 〓〓

寒さが極みを迎えるとき。
ここを越えれば春が来る

 今日から約2週間は二十四節季の『大寒』の節季。江戸時代に編纂された『暦便覧』で「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と記されているとおりで、寒さの極みを体感する時期である。

 厳しい寒さで気持ちが滅入ったり疲労が増大することが多いが、一方で、レンコンやカブなどの冬野菜を堪能したり、ダイダイや寒椿や水仙など冬を彩る植物に癒やされる時期でもある。山あいの自然豊かな場所に行けば雪の下でフキノトウが小さく芽吹いていることを発見することもあるはずだ。
 同様に、木々の幹の中では春の芽吹きに合わせて準備が進んでいることだろう。

「モノゴトは極みを迎えれば必ず変化していく」という箴言を今の時期に当てはめれば「厳しい時期を越えれば穏やかな時が来る」ということになる。いわば、この『大寒』の時期は平穏な時を迎えるための準備期間と考えることもできるわけだ。

 あと少し、あと少し。厳しい時が過ぎれば穏やかな時が来る。それまでは厳しい冬ならではの楽しみ方で過ごすことにしよう。
≡≡≡≡≡[season14]11:50/Jan.20/2024 -大寒-≡≡≡≡≡
大寒』の節季:極寒期。降雪。柑橘類。冬野菜。寒稽古。芽吹きへの準備。
┃SWEET and SOUR in WINTER┃
-Yellow accent in extremely cold weather-
NIshi-Nippori, Arakawa city.
Photographed on Jan.13/2023