ついつい手が伸びる冬のパートナー
帰宅した、食事を済ませた、シャワーを浴びた。次はミカンの出番、 “とりあえずミカン” です。
イチゴのように季節感が薄くなった果物もあるけれど、ミカンは今も冬の果物。スーパーでミカンが並び始めると「冬だなあ」と感じる方も多いはずです。
ご存知のように、古来から日本では冬に旬を迎える柑橘類は身近な栄養源であるだけでなく、鏡餅に飾る「橙:だいだい」のように縁起物としても活用されてきました。庭木として新築の家の庭に苗木を植えて繁栄を願う風習も残っています。“橙” の読みが “代々栄える” に通じるというわけです。
柑橘類が食べたいのならグレープフルーツやオレンジでいいじゃないかと割り切れないのが温州みかんに代表される日本で品種改良されたミカンの魅力です。
コロンとした姿かたちで持ちやすい。ナイフもいらない、汚すのは指先だけ。食べる前に洗う必要もない。冷凍でもドライフルーツでも楽しめる。しかも喉も潤してくれる。こんな気軽で便利な果物なんて他にありません。難点といえば、ついつい食べすぎてしまうことくらいです。
今、私のコンピュータデスクの隅っこには黄色く輝くミカンが1個だけ置かれています。ということで、そろそろミカンタイムを楽しませてもらうことにします。では。
≡≡≡≡≡[season14]11:35/Jan.22/2024 -大寒-≡≡≡≡≡
┃SWEET and SOUR in WINTER┃
-Accent color in extremely cold weather-
NIshi-Nippori, Arakawa city.
Photographed on Jan.13/2023