【秋になれば】
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋……。秋を表す言葉には定型文のようになったものが多くスン在します。快適な気候の中、人が何かをやろうとした時に自然から受けるストレスがもっとも少ない季節だからこその表現でしょう。
何をやっても気持ちよく、やればやるほど身に付くと身体が自然と反応しているからでしょうか。
旬を迎える食物が多くてそれぞれが美味しいうえに、身体のコンディションもいいから食も進むことから「食欲の秋」。気候が良いうえに出版点数も増えるので、自ずと親しむ機会が増えるから「読書の秋」。
どれも単純明快な理由ばかり。新たな秋の季語がいくらでも出てきそうな気もします。
ただ、ちょっと「仕事の秋」ということばがないのが、今更ながら気になるのですが……、考えすぎでしょうか。
【この秋のテーマ】
ところで、僕にとって今年の秋は「勉強の秋」になりそうです。
思い立ったが吉日とばかり、挑戦することにしました。それも独学ではなく、きちんと学校に通って。もちろん、それをマスターして仕事に生かすことが出来るようになれば、世の中の多くの方々に喜んでもらえるものです。
大学を卒業して以来、先輩から伝授されることや独学でマスターすることはあっても、学校に通いカリキュラム通りに授業を受けることなんてなかった僕にとって、今回の挑戦は、まさにドキドキ、ウキウキ、ワクワクの連続になりそうです。
そうです。毎日数時間ですが、数十年ぶりに学生さんに戻るわけです。当然、仕事とも共存することになるので、昔風に言うと「働きながら学ぶ苦学生」ということになるのでしょうか。
ところで、その内容は……。まだ、お話しできません。マスターして仕事に生かすことが出来るようになってから、ということにさせてください。
今のところ、学校通いの準備中ですが、もうすぐその授業が始まります。
はてさて、どうなることやら。
気付いていないだけで、実はガタが来ているかもしれない「オツム」が新たな知識吸収に応えてくれるでしょうか。体力的に立ち向かえるでしょうか。一緒に勉強をすることになる若い方たちと上手くやっていけるでしょうか。
今、僕の心の中には、いろいろな不安と同時に、数十年前に感じたと記憶している「勉強するぞ」という向学心もチロチロと燃え始めています。
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