【悲しみの時】
お通夜に行ってきました。生前のお元気そうなお顔のM氏の写真が祭壇の中央に大きく掛り、周囲にはたくさんのお花が。友人知人も続々と駆け付けているようです。
にっこりと笑ったお顔を眺めていると、不謹慎ながら、亡くなった方の事以上に僕自身がドタバタと仕事をこなしていた頃のことを思い出してしまいました。
読経が続く中、静かにお焼香が進みます。僕も最後のお別れをしました。一瞬のうちに昔のことが頭の中を駆け巡っていくようです。
お清め会場には、懐かしき顔が。混み合った会場の中には久しぶりの顔、顔、顔。悲しい顔よりも再会の時を心に刻み込んでいるかのような、穏やかで優しい時が流れています。僕も含め、あちらこちらで名刺交換も始まっています。
迎えたくなかった時でありながら、迎えてみると佳き時代を懐かしみ、近況を聞く時間になったようです。いわば「同窓会」。
次にみんなに会う時は、こんな同窓会のようなお通夜本当に楽しい時を過ごせるものであってほしいと切に願っています。
そして、
安らかにお眠りください。ご冥福をお祈りいたします。
【なでしこジャパン】
なでしこジャパンの対中国戦が今晩行われることを、起きた時に思い出しました。そして、先ほど1−0で日本が勝利、無敗でオリンピック行きの切符を手に入れました。
すでにオリンピック行きが決まっていたとはいえ、やはり勝つと嬉しいもの。一年後への弾みになるはずと一人で納得してしまいました。
ある意味、大震災で真っ暗闇だった日本人の心に明るい光を灯してくれた彼女たちが、大輪の花を咲かすことが出来るように、静かにそして熱く声援を送り続けていきたいと思います。
【あれから10年、あれから半年】
ニューヨークのワールドトレードセンターに旅客機が突っ込み、全世界を一瞬にしてテロの恐怖の真っ只中に陥れた「9.11」
大地震、大津波、原発事故と放射能汚染。「3.11」は日本人だけでなく世界中の人々を支援と悲しみと、そして原子力への考え方を変化させました。今日のニュースでも、このふたつの「災害」についての検証や報告が次々となされています。
ところで、テロと自然災害と未曽有の事故。あえて3つの事象としますが、僕はこれらの事象には多くの共通点が隠されていると思っています。
実は、一気にコメントをまとめようと思っていたのですが、あまりにもスケールが大きすぎます。これからの数日間、少しずつ、考えをまとめながら検証していくことに決めました。特にテロと宗教弾圧、学会と一般社会との乖離、国際政治の表裏と我々の関係に関しては、つたないながらも、今の自分に分かる範囲でコメントしていきます。さて、どうなりますか。ひょっとすると、自分の視点、視野、視線へのテストになるかもしれませんが、腰を据えて捉えていきます。
まさに嬉しいこと、悲しいこと、決意したことなど心がメトロノームの針のようにうごめいた日曜日の夜。ここからの時間は、少しだけのんびりと過ごしましょう。
[308/1000]