∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

言葉の意味

【忙中有閑】


 お恥ずかしい話ですが、今日まで「忙中有閑(ぼうちゅうかんあり)」とは「どんな時であっても心に余裕があること。常にゆるぎない静けさを有していること。(安岡正篤「六中観」より)」という意味だとは知りませんでした。
 実は、今までは「どんなに忙しくても、暇な時はある」ということだと思っていたのです。それが、忙しいからと言って心に余裕がなくなると、上手くいくはずの仕事も上手くいかない。慌てず騒がず、いつも冷静にという意味だったとは……。
 だからだったんですね、僕の仕事スタイルが、いつもドタバタ、ソワソワ。落ち着く時がくるのを期待して待ち、結局イライラ、ハラハラしてたのは。
 いわゆる「クールでスマート」な仕事スタイルっていうんでしょうか。……僕には難しそうです。今では少し意識するようになり、一歩引いたところで全体を見渡しながらというスタイルが身についてきたと感じていますが、それでも基本は、全力でぶつかっていって、ヘトヘトになるまで取り組んで、終わった時には完全燃焼というスタイルしか出来ないと思います。
 アタフタと過ごした一日でしたが、帰宅して一息ついてから「忙中有閑」の真の意味を知っただけで素敵な一日に変わったような気がしています。今日はこれだけで充分です。
 ということで、ここだけは間違えて覚えていた意味そのままに、ゆっくりと寝ます。お休みなさい。


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