∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

冬と寒さの関係

【冬のたばこ】


 寒いです。たばこが好きなオジサンとしてはビルの外階段でたばこを吸っていると、なんだか情けなくなってくるのです。「どうしてこんな寒いところでコートも着ないでたばこを吸っているのだろう。これなら止めたほうがいいな」なんて本心とは裏腹な思いを抱いてしまいます。吸い終わった後、そそくさと部屋に入り、身体が温まってくると「やっぱり外階段では止めよう」とさえ思うことも。
 ここまで苦労しながら吸っているのに世間の目は冷たいまま。なかには、汚いものでも見るような目で見る方もいらしゃいます。それでもずうずうしく吸い続ける……、この気力、いつまで続くか自分でも分からなくなってきました。


【ところで】


 今、書いていて気がついたのですが「冬」という漢字には、どこかロマンチックな印象が備わっていると思いませんか。そして「寒」という漢字にはワイルドな自然を彷彿とさせる何かがあるように思えてなりません。
 気温でいえば「冬」が一桁代だとすると、「寒」は氷点下近く。
 場所でいえば「冬」は雪景色が見える暖かい室内、「寒」は冷たい風が吹きすさぶ屋外。水たまりはピシッと凍りついている感じでしょう。
 心情でいえば「冬」には暖かな人と人との触れ合いが感じられるのに対して、「寒」は孤独に耐えるひとりの男。そんな印象が感じられます。
 ちょっと考えすぎでしょうか。でも、僕が感じているイメージは伝わると思います。


 ということで、これからの数カ月間、僕の気持ちは「冬」なのか「寒」なのか。是が非でも「冬」になるようにしたいものです。どんなに気温が低くても、雪が降っても、どこかに「楽しさ」が潜んでいる素敵な「冬」にしようなどと、柄にもなくロマンチックな感慨に浸ってしまっています。


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