∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

やっちゃいました……。

【検定試験】


 昨年末に近い頃受験した検定試験の結果が送られてきました。「オッ、来たな。どれどれ」と自信たっぷりに開けて見て、目を疑いました。「アレッ、落ちてる。4点足りなかっただって? そんなわけないだろ」。ある程度出来たはずと思い込んでいたので、ちょっとショック。
 一瞬、呆然としてしまったのですが、我に返ると今度は疑問が浮かんできました。「どこがいけなかったの。おかしいぞ」。深呼吸をしてから見直すと、全般的に抜け落ちがあったようです。「そうか、ここか」と納得してから合格率を見ると30数%とのこと。「受験した約18,000人の内、6,000人は受かってるじゃないか」と思うと、今度は自分のふがいなさに愕然としてしまいました。
 「ウーム。一度じゃだめか。もう一度受けよう」。動揺を抑えなきゃとばかりコーヒーを飲みながら、冷静に考え込んでしまいました。


 約40年ぶりに受けた試験。思い出してみると大学入試の時も不合格の通知が来るたびに自分のふがいなさに怒り、目標が遠退いた事に寂しさを感じました。しかし、最後に残った第一志望の大学に合格したと分かった瞬間、それまでの「落ち込み」はきれいさっぱり忘れてしまったことを思い出しました。
 その時は「結果良ければすべて良し」と思っていました。しかし、今回の不合格は「もっとプロセスや経験値や知識の充実と定着を目指さないといかんゾ」と感じることしきりなのです。試験は試験。仕事は仕事。受かるまでは知識と経験を落ち着いて育てられる貴重な時間なのだから、じっくり腰を据えて取り組んでいこうと思い直したのです。そう考えると気持ちも驚くほど落ち着いてきました。
 そう、何度でもトライしましょう。その間にほかの資格も取ってしまいましょう。今年は資格取得の年と思えばスッキリします。そして、その資格が役立って、少しでも苦しんでいる人が気持ちよく生活できるようになればいいじゃないか。そう気持ちを切り替えたらこれまでと違った意欲が出てきたようです。


 ちょうど大学入試のセンター試験が始まった今日、「受験生諸君がんばれ」などと言っている場合ではなくなりました。自分に対して「このバカ者。ノロノロしないで勉強しろ」と叱咤激励、鞭打ってしまいました。人生、まだまだこれから。知らなかった世界に足を踏み入れ一歩ずつ切り開いていきます。


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