∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

愛着度の違い

【ボロボロになるまで使う】


 マウスが壊れたと叫んでいた友人と会って来ました。問題のマウスを持参してもらったのですが、よく使われているワイヤレスの光学マウスです。で、結局、このオヤジ、どこまでコンピュータに疎いのかと呆れかえってしまいました。単なる電池切れです。電池を入れ替えたら正常に動きました。
 ソフトでもハードでもコンピュータ関連のものはすべて正常に動いて当たり前。少しでも異常があると故障。買い換え。それでもダメなら誰かに再インストールしてもらう。このパターンを繰り返してきた彼だけのことはあるなと逆に尊敬してしまいました。
 おそらく僕だったら分解できるところまで分解して原因を探していたでしょう。コンピュータの本体でトラぶった時でも、取り敢えずカバーを開けて、分かりもしないのにチェックしてみる僕です。マウスのひとつやふたつ。なんてことはありません。


 僕と彼にはコンピュータに対しての愛着度の違いがあるようです。いや自分が使っているモノすべてに対しての愛着と言ってもいいかもしれません。モノをモノとして捉えている彼と、モノに「相棒」的な意味を持たせてしまう僕との違いと言えばいいのでしょうか。
 彼のようにモノに対してあっさりと出来ればいいなと思いつつも、きっとモノに対しての執着は消えないだろうと諦めている僕。買い換え資金の問題もあるものの、いつまでもしぶとく使おうとするから、ただでさえ長年使っている「道具」がいっそう古くなってしまうのだということも理解しています。


 次々と新モデルが登場するコンピュータであっても、新しければいいという考えにはなれない僕。節約以外為す術がないと考えてしまう僕。服でも靴でもボロボロになるまで使い込まないと我慢できない僕。この性格があまりにも顕著になると、自分自身もボロボロになるまで使い込んでしまうんだろうなと自嘲気味に感じてしまった日曜日になりました。
 日曜日の夜。改めて自分自身のリフレッシュをしなければと思いつつ、ベッドに入ります。


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