∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

これでも政党政治

【お家騒動】


 民主党が崩壊寸前のところまで追い込まれています。


 今朝のニュースを見ていると、消費税増税を採決すれば約60人の民主党の国会議員が反対票を投ずるのではないかと伝えています。
 通常、政党政治では党議拘束の掛かった議案での反対は党から厳しい処分を受けることになっているはずなのに、民主党の場合、堂々と反対を表明する議員が続出しているわけです。
 野田総裁は臨時代議士会の席上、「心から、心から、心から」と心からを3回も繰り返しながら平身低頭して議案に賛成票を投じるようにお願いしたようです。
 いくら政治に詳しくない僕のような人間だって「こりゃ、おかしいだろう」と思ってしまいます。


 ここまで党が意見集約を出来なくなった原因は消費税増税、でしょうか。それよりも小沢vs執行部の確執、あるいはどうしても主流になれない小沢氏の自意識過剰にあるのではと想像しています。
 もはや消費税や社会保障がどうだとか、省庁の埋蔵金や行政の無駄使いなどまったく関係ないところで単に意地の張り合いをしているとしか思えません。


 それにしても、反対を表明している議員の皆さんはどうして離党しないのでしょう。ここまで反対するならまずは党を離れてからというのが正論ではないでしょうか。
 それとも、反対もするし党にも残りたいしという「美味しい所どり」を狙っているのでしょうか。
 穿った意見とは思いますが、次の選挙で誰が選挙資金を融通してくれるかを考えるとやはり資金のない野田氏より声高に反対を唱え、新党も結成しようとしている小沢氏に付いていたほうがいいと判断したからでしょうか。


 さて、今日の午後遅くに結果が出る民主党の行く末、いや、消費税の増税。どんなドラマが生まれるのか、政治というよりも意地の張り合い、懐具合の探り合いまで気になります。


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