∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

日本維新の会

【大阪の……】


 それにしても、賑やかな人が表舞台に出てきたものです。橋元徹大阪市長。「大阪から維新を」を合言葉に、「大阪都構想」を旗印にして急速に注目を浴びるようになり、国政に打って出るというところまでは理解しました。納得はしませんでしたが。
 よく「大阪のおばちゃん」は普通じゃないと言われます。賑やかで野次馬根性満載、思ったことは即実行、派手好き、存在そのものがバラエティなど特異な存在として語られることが多い、あのおばちゃん連でも橋元氏の言動には付いていけないのでは、と感じています。
 ちなみに「大阪のおっちゃん」にも喜劇体質が染みついていますが、ここまで賑やかではありません。


 昨日、橋元大阪市長が代表を務める日本維新の会が発足しました。維新八策を根本理念に据える。大阪から国を変える。党本部は大阪市内に置き、党代表は大阪市長を兼務する。衆議院過半数を目指す。大阪を都にする。メディア、ジャーナリスト、コメンテイター、有識者はバカばっかり。
 すべて「承りました」です。どうぞ御髄に。そしてお構いなく。……僕はどうしても彼の方法論が成功するとは思えないのです。ただし、否定したわけではありません。長年続けてきたルールや常識を打破して国民の多数に納得してもらう方法論に興味津々というところが率直なところなのです。同時に行政の要である官僚がどれだけ政治協力したうえで理解してくれるのかの新機軸も見せていただきたいものです。


 改革や革命は従来のレールの上にいては貫徹できないと言われています。ある意味、突拍子もない発想や途方もない作業量に立ち向かっていける人でないと改革は頓挫すると考えられているワケです。そういった意味では橋元氏は革命を起こすリーダーの器なのでしょう。しかし、ビジョンを提言して、協力者を鼓舞するだけで国が変わるとは思えないのです。というか発言が心地よさすぎると言えばいいかもしれません。


 日本維新の会。これからどうなるか、もう少し観戦させていただきましょう。


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