【収穫への日々】
すぐそこまで秋が来ているのでしょうか。
雨が降って、ようやく気温も30℃を切った日曜日、東京の谷中や日暮里は氏神様である諏訪大社の祭礼で賑わいました。
神田明神や三社神社、鳥越神社の祭礼ほどの規模ではないけれど、地元の人々にとっては大切なお祭り。各町会を神輿が練り歩き、半纏姿の担ぎ手が主役になった週末でした。
僕はこの祭の時期になると「そろそろ夏が終わり、秋がそこまでやって来ている」と感じてきました。
今年もそう。決して涼しいというわけではないけれど、ここ数週間の暑さを忘れさせてくれるような気温の中、神輿の担ぎ手の声やお囃子の音色が下町を包み込んでいるのを肌で感じながら「見えない秋の気配」を探してしまいました。
一番好きな季節、夏から二番目に好きな秋へ。
まだ寒かった春先に仕込み、暑い夏に汗だくになりながら育てたものが、心地よい秋になって“収穫”できるかどうかを楽しみにして毎日を過ごしていきます。
[1031]