【埃一掃、かな】
東京に降り積もった雪もあらかた消えましたが、あの雪の日、車のチェーンが削りとり、小石状や砂のようになったアスファルトの残骸は道端に残ったまま。深夜に行われている道路清掃でもまったく間に合っていないようです。そのためでしょうか、近頃の東京は埃っぽくてザラツイた感じです。
しかも中国からはPM2.5の有害物質が飛来しているとか。もちろん、花粉だって飛んでいます。
つまり、アスファルト、花粉、PM2.5の有害物質と厄介者が三つ巴になって東京の街を包んでいるわけです。
そんな中、今日の東京はお昼ごろから雨になるとか。この雨で先日の大雪の忘れ物や、自然のイタズラや、中国からの厄介な贈り物がすべてまとめて洗い流されるかと、ぬか喜びしたのですが……。
残念ながら大雨にはならないようなので、花粉やPM2.5は抑えられても、アスファルトの細粉は残ってしまいそうです。
二十四節気の“雨水”のど真ん中にいる今日、暦通り「空から降るものが雪から雨に替わる頃、深く積もった雪も融け始める。春一番が吹き、うぐいすの鳴き声が聞こえ始める」となってくれるといいのですが。
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