動きは削がれ、気も滅入る
土曜日。東京の下町は一日中雨が降り続いていました。
先週は晴れていたけれど、それ以前の週末は雨か、いつ降り始めてもいいような曇り空だったのでは。
─近頃の東京は週末になると雨が降る─。
こんなふうに感じているのは僕だけでしょうか。それとも気のせいでしょうか。
いくら「時間だけは自由の身」とはいってもキーボードの前にドッシリと座り込んでいる時間以外、平日はあっちへフラフラ、こっちへヨロヨロと動き回ることも多い僕にとって週末は貴重な自分時間です。
雨が降ると出かけるのが億劫になるのは誰でも一緒。気が滅入ったり、予定を変更してしまったりと雨イコール厄介なものと感じ、ついには天気に八つ当たりしてしまうことだってあるはずです。
夏が好き、晴れが好き、そして週末は貴重な自分時間という僕にとって週末の雨は気持ちを滅入らせる最大の要因なんです。
そんな土曜日。タバコを買うためにコンビニに出掛けた以外は、居付き猫と一緒に部屋にこもっていました。
……雨の中を歩き回りたくない猫たちと、突然舞い込んできた新たな展開についてまとめきれていないオッサンがひとつベッドの上でゴロゴログダグタとしている図……。
我ながら、誰にも見せたくない強烈な絵面を作ってしまったわいと自戒しています。
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