∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

『見ざる言わざる聞かざる』、改め

【今年は「見る、聞く、言う」年に】

 日光東照宮を飾る木彫の数々のなかでも『見ざる言わざる聞かざる』を表現した三猿は『眠り猫』と同様に有名な作品です。人の叡智を表したと言われるこの三猿には徳川家康の「とかく人は自分にとって都合の悪いことや相手の欠点を、見たり聞いたり言ったりしがちだが、それらはしないほうがよい」という戒めが込められているとか。

 その真意を僕なりに理解したうえで、言葉の表面だけを拝借して「見る、聞く、言う」を今年からの目標にしようと考えています。
 アラ探しではなく、けっしてヒステリックにならず、本質はどこにあるのかを自分なりに捉えて、時時刻刻と変化していく状況を加味しながら、遠慮の固まりにならず、冷静に発言する。ずっと控えてきたこんな姿勢を大切にしたいと思っているのです。
 そのためには、新たな知識の吸収も必要だろうし、経験も必要でしょう。もちろん、厳しく自分を律することは欠かせないでしょう。それらを蓄積させながら自分なりに語れるようになりたいと考えています。
 言いたいけれど我慢しようとしてきたフラストレーションも消えるかもしれません。言ったはいいけれど、完全に的はずれだったということになるかもしれません。どんなことになるのか、まったく判りませんが、「的外れでも言いたいことは言おう」という姿勢で生きていきたいと考えています。

 ということで。三が日の最終日の明日が素晴らしい一日になりますように。できればあたたかい正月が続いてくれればいいのですが。

[1889]