∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

[補足]クールビズ

【余談ですが】

 室温28度が夏の目標というクールビズがまったく信じられず、積極的には実践してこなかった僕ですが……。

 何を隠そう、僕はクーラーの涼しさに弱いんです。新鮮な空気がほとんど入ってこない室内で冷気にあたり続けると、身体がダルくなり、左肩の五十肩が痛くなり、左足の神経痛が痺れるようになり、最後には腰の左側が痛くなる。つまり、一日中クーラーの冷気の中でじっとしていると、身体の左側がおかしくなってしまうんです。
 そんな体質のため、室内でもできるだけ動き回るようにしているし、時には左肩をゴリゴリと動かしたりしています。
 約15年ほど前、座り仕事が中心だった頃は、昔の東北女性が外出時にしていたように、ブランケットを肩から羽織り、身体に巻き付けていました。周囲の同僚が薄着で仕事をしていても、僕だけはポロシャツにブランケットという妙な格好で過ごしていたんです。
 「これは冷気の直撃と淀みが原因だな」と考えた僕は、パーテーションをギリギリまで低くして、できるだけ広い空間を確保できるような職場レイアウトに変更したり、冷気の流れから外れた位置に机を動かしたりしてしのぐようになり、ある程度の快適さを確保するようにしました。ちなみに、コンピュータやプリンタが異常に多い職場で、放出される熱気で暑くなりがちだった当時の職場のエアコン設定は26度だったと記憶しています。
 この温度設定では暑い所はいつも極端に暑く、冷えすぎる所は冷えすぎる状況でしたが、ブランケットを羽織って暑い所が少しでも冷えればと思ったわけです。

 今思うとこの発想は失敗だったようです。空気の循環を良くして、熱源に冷気が行き渡るようにしておけば、室内温度の偏りもなければ、ブランケット着用なんて妙な格好もしなくてすんだのかもしれません。

 これと同じようなことが今も起こっているのではないかと想像しているのですが、どうでしょう。温度を数値的に設定することだけが先走って、解決への本質を見失っているような気がしてならなかったんです。「冷やしておけばいい」でもなければ「ギリギリの設定でいい」でもない快適な温度設定こそ大切ななずなのに……。
 外出から帰ってきたとき、暑いから涼みたいというのなら、まず顔を洗ったり、着替えをすればいいと思っている僕って変わり者でしょうか。

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