∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

台風が過ぎ去って

【ようやく静かな夜に】

 夕方からの数時間、東京の下町は大荒れでした。
 家でじっとしているぞと決めていた僕は、昨日からの予定通り、窓を開けることもなく、ひたすら本を読んだり、勉強したり、昼寝をしたりと「僕には似合わない一日」を過ごすことに。

 心を鬼にして、窓の外やドアの前でネコ軍団が叫んでも今日だけは応えないぞと昨日から決めていたことも実行しました。自分ひとりが歩くので精いっぱいの所に七匹のネコがたむろされると「人が住む家」なのか「ネコのサンクチュアリ」なのか判らなくなってしまいますからね。今の僕には、一、二匹と一緒に寝るのが精いっぱいです。

 そんな「ネコの避難」まで考えた台風もようやく通り過ぎたようです。強い雨音も風音も聞こえなくなった街は、いつもの日曜日の夜よりも静かに感じられるほど。今のところ、ネコ軍団も静かにしています。おそらく夜明け前の哨戒活動に備えているのでしょう。

 さて寝ます。明日は晴れた空の下をうごめくことになるはずですから。

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