∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

「かあちゃん」の本領発揮

【縄張り荒らしは許さない】

 フー、ギャー、ギャギャギャ……。

 早めの食餌が終わり、銘々が好みの場所でひと寝入りし始めた時、外から大声で威嚇する猫ならではの声が聞こえてきました。
 外から聞こえてきたということは「かあちゃん」と誰かのはず。縄張りに侵入してきたのは斜め向かいのお宅で食餌をもらうことが多い黒猫でしょう。

 いつもは静かでほとんど声を出さない「かあちゃん」が声を出すのは、縄張り争いの時か子育てでどうしても必要だから助けて欲しい時だけ。一番「ノラネコ魂」をもったプライドの高い猫と言ってもいいくらいです。

 そんな彼女が発した威嚇音です。子猫たちが驚かないワケはありません。ベッド、仏壇、食器棚とそれぞれお気に入りの場所で寝ていた3匹が突然、アワアワと動き始め、安全な場所を探して走り始めました。威嚇音なんてほとんど聞いたことがなかったので怖くなったのでしょう。

 そして、3匹の子猫たちが落ち着いたのは僕の膝の上とキーボードの周囲。

 僕がキーボードを使っているに近寄ると邪険に扱われることが多い彼らにとっては「してやったり」の状態です。まるで「怖いからいいでしょ」と態度で示しているようなものですが、僕にとっては厄介そのもの。当然、退去してもらいました。……そして、このブログを書いています。

 秋の夕暮れ時の一大イベントでしたが、勝ち誇ったような顔つきで帰ってきた「かあちゃん」が部屋の中でキョロキョロしている子猫たちを見渡して、暗黙の確認をしたことでようやく一件落着。僕にも静かな時間が戻ってきたようです。

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