【実感、ないなあ】
今日、東京で桜の開花宣言が出ました。全国で一番早い宣言だそうです。
この「開花宣言」という言葉、疑問符だらけの言葉だと思いませんか。まず桜だけが開花宣言されるところが疑問だと思いませんか。たとえば梅にしても、椿にしても開花宣言なんて聞いたことありませんものね。
日本を象徴する花だからとか、春の始まりを伝えるからとか言われていますが、梅が早春の印だということや、椿が咲けば冬が来るとは言いませんからね。
どちらも季節の訪れが開花という結果を導いているのに対して、桜だけは開花すれば季節がやってきます。「キーワード」ではなくて「キー」。桜は春というドアを開けてくれる鍵、ということなんでしょうか。
それにしても。今日の開花宣言にはまったく実感がわきませんでした。靖国神社の桜が標本木になっていたと思いますが、その近くでウロウロしていた僕には「春先の寒い雨の日」としか感じなかったのですが。
ちなみに我が家の近くのお宅では紅白の梅が満開です。それも「こんなに咲いていいの？」と言いたくなるくらいビッシリと咲いています。僕はコイツの方が季節に正直だと思っています。若干、ムキになって咲いているキライはありますが。
こんな僕ですが、雨が上がり、気温が上がってくれば桜を愛でる気持ちになるはずです。その日が来るのを待つことにします。
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