∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 夕方、帰宅してみると ≡≡

路地を埋め尽くす
消防車、消防士、警察官、そして野次馬

 とある講演会に出掛け、夕方帰宅する途中、まさにあと2分で着く所まで来た時、ホースを片付けている消防士の皆さんと遭遇、何事かと思い始めたところへ「通報はあったが出火の兆候なし」という消防無線が聞こえてきました。

 数年前、すぐお隣から出火して真冬の深夜に避難したことを思い出して、こわごわと帰ってみると、自宅の前には消防士、警察官、そして野次馬が群がっていました。ホースを片付けようとしている赤色灯を点けた消防車も数台停まっていました。

 「またか、なんと火事の多い土地なんだ」と思いつつ、とりあえず状況を聞いてみると誤報だったとのこと。どうも、魚を焼いていた煙を火事と勘違いして通報した方がいらしたようなのです。きっと、数年前の火災に遭遇したご近所の方が、煙=火事と直感的に感じて通報されたのだと思います。

 消防士さんの許可を貰って自宅に入ってみると、居付き猫が隠れ家に使っている押し入れや風呂場から様子を伺いながら次々と住猫が出てきました。見慣れない人や人声、消防車のサイレン……。火が出たと感じていない彼らにとって脅威は見知らぬ人の気配や雰囲気だったのでしょう。

 それにしても……。

 数年前の火災の後、しばらく経ってから「ああ、あの火事を境に運気が変わり始めたな」と思えるような微妙な変化が僕の身辺に起こり続けました。
 今回はどうなるんでしょう。誤報だったとはいえ、消防が出動するような大騒ぎになったことで運気の流れに変化が起こるのでしょうか。

 ……、不謹慎でした。素直に、火が出なくてよかったとだけ思うことにします。

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