時は移り、今や長い夏へ
秋のお彼岸もお中日を過ぎました。これまでなら、徐々に秋が深まり、風情ある景色、美味しげな食材などが次々と表れる時期でした。
ところが今年は様子が違うようで、いまだに夏が続いています。さすがに暑すぎることはなくなりましたが、それでも半袖で充分。薄手のセーターなんてまだ先の話という状態です。
春から夏に移り変わった頃に「今年の春は短かったなあ」と感じていましたが、このままだと「今年の秋は短かったなあ」と感じることになるかもしれません。
地球温暖化による気候変動は春と秋が短くなることから始まるのでなないかと僕は感じています。言い換えると、四季リズムの変化こそ、もっとも強い自然からの警鐘だと感じているわけです。
四季の移り変わりが安定していれば、台風のような自然災害だってここまで激甚化することもないはずだと言い切ってしまうのは安直過ぎるでしょうか。
いまや、自然災害に対症療法的に対処するだけでは不充分。きれい事で終わるのがお約束のお題目はもうけっこう。大小を問わず、有無を言わせず、自然のリズムを取り戻す時が来ているのではないでしょうか。
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